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ある日、何時ものように長門と二人で部室に居たら… 長門「……好き。」 キョン「へ?」 長門「………。」 キョン「え…ちょっ…エェ…!?」 長門「………。」 黙々とページをめくる長門。 …幻聴か? 長門「幻聴…じゃない。」またとんでもない爆弾を落とす長門。 キョン「へ…!?」 キョン「ちょ…ど、どして?」 長門「………。」 黙ったまま本に眼を向けてる長門。 キョン「お、おい…長門…?」 長門は静かに立ち上がり、読んでた本を俺に手渡す。 タイトルは…小恥ずかしくて口には出せない。恋愛小説だ。 長門「…読んで。」 そう言って部室を去る長門。俺はその場に立ち尽くした…。 その後、俺はどうやって家に帰ったか覚えてない。 いつの間にかベットで仰向けになって呆けていた。 お袋が夕飯が出来たと呼ぶが食う気になれない。 俺は一言いらないと告げ、また仰向けになって呆ける。 机の上には恋愛小説と長門の名前が書いてある栞。 キョン「…。」 思えばSOS団初期からの付き合いだよな長門とも。 キョン「……。」 無表情、無感動、無感情の…人造人間。 いや、人造でも長門は人間だ。 誰かを好きになってもおかしくない…はず。 キョン「…俺だって、長門は嫌いじゃない…。」 だが後一歩を踏み出せない。 どーにでもなれ。 俺はその日はふて寝した。 不覚にも早朝6:00に目を覚ます。 学校に続く坂を歩きながら(まさかこんな理由で余裕をもって登校するとは)長門の事を考えていた。 これが余程ハルヒ達の仕掛けたドッキリならと何度も考えた。 キョン「…何で律義に学校来てんだ俺?」 休めば良かったじゃないかと後悔するが、文字通り後悔先に立たず。 既に我が学びやは目の前だ。俺は溜息混じりに校門をくぐる。 放課後 何て時は無情で残酷だろう。間違いなく気のせいだが、今日は通常の3倍で時間が進んだんじゃないか?それかどっかの神父が時を加速させたか?…んなわけない…昨日から俺は動揺しすぎだ。 キョン「…きっと来てるよな…長門。」 俺は重い足取りで部室に向かう。 部室に入るとハルヒに朝比奈さんに、古泉…それに長門もやっぱり定位置にいた。この部室の備品の如く何時もの姿勢で何時もの様に本を読んでる。 ハルヒ「ちょっとキョン、遅いわよ!」 うっせー、人の気も知らないで。 今日もハルヒの思いつき騒動に引っ張り回される。 何時もなら迷惑この上ないが今日だけは感謝したい。引っ張り回されてる間は長門との事を考えずに済んだ。 …ああ、『逃げ』だよ。 俺は今、誰がどうみても間違いなくヘタレ街道まっしぐらだ。 分かってんだ。いずれ答えを出さなきゃいけないって。 朝比奈「疲れましたね~。ではお先に帰ります~。」 古泉「では僕も、バイトがありますから。」ハルヒ「今日も成果無し…行動パターンを変える必要がありそうね…。」 ハルヒの暴走の後始末・尻拭いを終わらせ、朝比奈さん、古泉、ハルヒが部室を後にする。 キョン「さて…俺も帰るか。」PC研究会から掻っ攫ったパソコンをシャットダウンし、鞄を持った所で気付く。 長門が真後ろに立っていた。 キョン「うぉっ!?」 長門「…。」 キョン「…な、何だ長門?」 長門「…本…読んだ?」 以前にもしたような会話…あの時はSF小説だったか? キョン「…悪い、まだ読んでない。」 同じような返事。 長門「…読みたくなったら…読んで。」 …前とは違う。命令調ではなく、あくまで俺が自発的に読むのを待つ言葉…。 そしてスタスタと速足で部室を出る。 キョン「…なが…」俺が呼ぼうとした時、部室には俺と俺の影しかいなかった。 自宅に戻った俺は、今度はベットに俯せになり頭を抱えていた。 キョン「…何でだよ…。」俺は恨めしげに机の上の恋愛小説を睨んだ。 キョン「何で決心出来ないんだよ…。」 何時までも答えが出ない。俺の思考はメビウスの輪状態だ。 また夕飯も喉を通らない。俺は夜中の3:24頃、ようやく睡魔に負けた。 次の日が日曜だったのは幸いだった。 翌日 AM9:07 水音が俺の意識を覚醒させた。 俺は重い身体を持ち上げ、窓を見上げた。 外は雨が降っていた…。 どういう風の吹き回しか、俺はおもむろに長門から渡された恋愛小説を手に取る。 キョン「……!」最初のページを開いてすぐに止まる。長門の栞が挟んであった。本の最初のページに栞を挟むのは貸すときに良くするが…。 俺はまさかと思いながらも栞を手に取る。 手に取って後悔する。 ハルヒ『栞に有希が何か書いてるって期待したの?あんたって本当に単純ね!まぁそこそこ楽しめたわ。気付いてるでしょ?これはドッキリよ!!』 …と書いてあったらどれだけ笑えただろう。残酷だぜ神様?あんたに俺が何をした? 栞には、長門の綺麗な、パソコンのような文字で 長門『18:00、あの公園で待ってる』 と書かれていた。 それが意味する事は一つ。長門は俺が来なかった日も公園で待ってたという事だ。 下手すりゃ、この雨の中も…? 俺は大慌てでパジャマを脱ぎ私服に着替え、お袋や妹の制止を振り切り傘もささずに家を出た。 時間はまだ午前中。だが、俺は待ってられなかった。 息を切らせ、ずぶ濡れで公園に辿り着くと、水色の傘をさして、見慣れた制服姿で長門が立っていた。 キョン「…何時から待ってた?」 ずぶ濡れの俺を、自分の傘に入れる長門。ちょうど向かい合う感じだ。 長門「…30分前から…今日は休みだから…時間を有効活用しようと思った。」 無表情だが、何故か眼が泳いでた。俺を直視しない。 キョン「また来ないかもしれなかったぜ?」長門「…問題無い…多分。」 多分、か。長門もやっぱり不安だったのか?そう、今更だが俺の心は決心がついていた。俺は長門が好きだ。きっと好きなんだ。 なら…言葉にすれば良いじゃないか。 キョン「…なぁ、長門…。」 長門「…何?」 僅かに、僅かに赤く染まる顔。 可愛いじゃねぇかチキショウ。 キョン「…俺は、俺は長門…お前が好きだ…。」 長門「……。」俺を真っ直ぐ見つめる瞳。 キョン「…俺と付き合ってくれるか?」 長門「………////」コクリと頷く長門。俺は彼女を抱きしめた。 傘が地面に落ちて、俺は長門の唇に… キョン「…という夢を昨日見た。」 古泉「…夢分析ならフロイト博士に相談して下さい。」 キョン「…冷たいな。」 古泉「専門外ですから。」爽やかに突き放すなコノヤロウ。 キョン「……。」 古泉「あ、間違っても涼宮さんに話さないで下さいね?また閉鎖空間創られたら迷惑ですから。」 誰が話すか。 キョン「……長門…。」 今日も彼女は本を読んでる。 END
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__ ... -‐ 、 , -. ''. ..`ー-.、 / / ; , ..ヽ. イ/ / ;ィ / .ヽ, / i /.l /l ハ ,i ヽ i l /;ィ { /ー、l/_.!' | ハ ;∧ l l / | | テ''ッ、` 丶ー- 、 i; | / .| l , 'テ''z、 l リ i .|/| / r.Kヽf''i/'lノリ ハ ` | .| l .| |ノ ,小. - 、 .| .l/././、 _,,ィ'´.H. ゙.. ,, -'" ,/  ゙̄'ー、 ''´ / { ' `''r'´ / / ヽ / ヽ、 ,ィl イ / / ヽ ./ .,ィ^i }_/_/l |/ , i '.‐'" ヾ{; ;} ;;/|. l. / | 【説明】 SOS団団員その1。ツッコミとぼやき担当。 涼宮ハルヒシリーズの一応主人公であり、県立北高校の男子生徒である。 やたらに涼宮ハルヒ絡みの厄介ごとを背負い込む苦労人で、「やれやれ」が口癖。 あまり自己主張こそしないものの洞察力や直観力に関しては、ハルヒに劣らず明晰である。 しかしながら、学業の成績はSOS団で一番悪い。 性格は事なかれ主義で、理屈っぽくよく愚痴をこぼすところがある。 文句を言いつつも人付き合いはよく、お人好し。 現在は、全レススレを立てる二人のキョンが存在しており、 「キョン!(中略)全レスしなさい!」と「変なキョンが全レス」として、両者別物として開催されている。 「変なキョン」については、こちらのキョンが元になっている。 「キョン!(中略)全レスしなさい!」系→◆KYON//MRx6 「変なキョンが全レス」系→変なキョン(名無し)
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人物画像 基本情報 性格・容姿愛称 各組織の見方 その他ジョン・スミス 戦士キョン キョン(スーパーSOS大戦) 偽キョン 脚注 関連人物 人物画像 基本情報 声優は杉田智和。 本作の主人公。県立北高校1年5組(第9巻『分裂』から2年5組)の男子生徒であり、SOS団団員その1。 全作品を通しての語り手でありツッコミ役も兼ねる、ハルヒ絡みの厄介ごとを背負い込む苦労人。 家族構成は両親と妹。 古今東西の故事や歴史、宗教から映画、文学、様々な人物の言動や科学分野の専門用語などをたびたび引用・暗喩・婉曲表現する衒学家ではあるが、 SOS団内で学業の成績は一番(唯一)悪く、定期試験の結果は赤点ギリギリである。 過去に女性と付き合った経験はない(と自覚している)。 硬派というわけではなく、みくるに対しては「付き合いたい」ともらしたこともあり、みくるにデートに誘われた際には大喜びしていた【1】。 幼少時代にドブに落ちて3針縫ったという過去があり、傷跡も残っているらしい【2】。 また、季節で一番好きな季節は夏のようで、冬は大の苦手であるとのこと。自称「夏の暑さとセミの喧噪をこよなく愛する男」【3】。 当初はSOS団の中でも一般人として傍観者の立場を決め込んでいたが、 第4巻『消失』の事件で世界が超常現象とは無縁の平凡な日常に変わってしまったことで、自分がSOS団として活動する非日常な世界を 楽しんでいたことに気づき、そのことを受け入れた。 上記第4巻『消失』の一件以来、事件が起きるたびに長門に任せてばかりだった姿勢を反省した他、鶴屋さんやハルヒに指摘されるほど、長門を目で追うなど気に掛ける様子が増えた。 佐々木とは中学3年次に初めて同じクラスになり、1年間という短い期間であったが友人関係にある。第9巻『分裂』にて再会した。 第10巻『驚愕(前)』では、学校帰りにハルヒらと別れた後はうら寂しい気持ちになったり、SOS団の面々と一緒にいるのが知らないうちにオーソドックスモードに なっているなど、非日常な世界を楽しんでいることを第4巻『消失』時よりさらに強く意識するようになる。 ハルヒの行動に対しても、当初はあくまでストッパーとしてのスタンスであり、悪態を吐く事が多かったが、『分裂』以降は彼女の在り方をほぼ全面的に肯定しており、それ以上の個人的感情を抱いている事も匂わせているが、明言を避けている。(当人曰く、認めた瞬間にその後の人生が決まってしまうらしい) 性格・容姿 一人称は「俺」。身長170cm。 性格は事なかれ主義で「やれやれ」が口癖。制服のシャツを出した服装が特徴的。 ゲーム『並列』では、スーツを着用する場面があるが、ハルヒ曰く「スーツは似合わない」。 理屈っぽくよく愚痴をこぼすが人付き合いは良くお人好しで、慎ましく生きようとする常識人。 良くも悪くも平凡であり、本質的には温厚ではある【5】が限度を超えた自己中心な行動をするハルヒに堪忍袋の緒を切らしたり、長門を処分しようとした情報統合思念体に 啖呵を切る熱い一面や、時に優れた洞察力や行動力を発揮する。また、危機的状況に陥っても冷静でいられる一面もある。 愛称 愛称は「キョン」だが、これはあだ名で、彼の叔母が彼の本名をもじって呼び、それを彼の妹が広めたものである。本名は作中で一度も呼ばれたことがないため不明。 なお、本人はあだ名で呼ばれることを快く思ってはいない。 各組織の見方 「機関」の調査によれば、間違いなくどこにでもいる普通の人間とのことだが、ハルヒに選ばれた人間としてまたハルヒを動かす切り札として、 涼宮ハルヒを取り巻く各組織からは「鍵」として重要視されている。 事実、SOS団内でもハルヒに対して面と向かって叱責できる人間はキョンだけで、他のメンバーはそのような行動を取らない。 その他 ジョン・スミス 第3巻『退屈』収録の「笹の葉ラプソディ」および以降の巻において、3年前の七夕の夜に時間遡行したキョンが、 当時中学1年生のハルヒに対して名乗った偽名。この時のハルヒとジョン・スミスの出会いがSOS団結成の遠因となっている。 ハルヒは「ジョン・スミス=キョン」という事実に気づいていないが、初めてキョンと会話が成立した際に、以前会ったことを疑うような発言をしている。 第4巻『消失』において、キョンは改変された世界のハルヒに対してこの名前を使用し、世界を修復するチャンスを得た。 以後この名前は、ハルヒの力を目覚めさせる切り札として封印している。 戦士キョン ゲーム『戸惑』にて作成したゲーム「SOS団 QUEST 勇者と導かれし従者」の主人公。全身を鎧で覆い、剣を武器とする。 最初から登場しているのだが、実際に絵として登場するのはゲームの最後。 魔王を倒した後は超勇者ハルヒによって従者にされ「従者キョン」と呼ばれるようになるが、本人は従者で呼ばれるのを快く思っていない。 キョン(スーパーSOS大戦) ゲーム『戸惑』にて作成したゲームの一つ「スーパーSOS大戦 -地球が情報操作される日-」にて登場する。 朝倉の手によって異空間へと閉じ込められるが、後に助けに来たSOS団のメンバーとともに朝倉を倒す。 偽キョン ゲーム『直列』のEpisode5「誰も寝てはならない」にて、昇降口にある鏡から登場。 性格はオリジナルとは正反対であり、自我を持たない。また、鏡から登場したため制服のポケットの位置も反対になっており、目つきも怖くなっている。 脚注 第6巻『動揺』収録の「朝比奈みくるの憂鬱」。 第1巻『憂鬱』166頁より。 第5巻『暴走』収録の「雪山症候群」268~269頁より。ちなみに、作者の谷川も好きな季節は夏である。 第10巻『驚愕』(β-7)より。 関連人物 涼宮ハルヒ 長門有希 朝比奈みくる 古泉一樹 朝倉涼子 鶴屋さん 谷口 国木田 キョンの妹 阪中 佐々木 橘京子 藤原 周防九曜
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声 - 杉田智和 涼宮ハルヒシリーズの主人公。県立北高校1年5組(第9巻『分裂』から2年5組)の男子生徒であり、SOS団団員その1。身長170cm。全作品を通しての語り手でありツッコミ役も兼ねる。涼宮ハルヒ絡みの厄介ごとを背負い込む苦労人で、「やれやれ」としばしば口にする。あまり自己主張こそしないが、時に優れた洞察力や行動力を発揮する。危機的状況に陥っても冷静な面がある。古今東西の故事や偉人の言動をたびたび引用する衒学家でもあるが、学業の成績はSOS団内で一番悪い。 本名は作中で一度も呼ばれたことがないため不明[1]で、「キョン」と言うあだ名の由来は祖母が名付け、それを彼の妹が広めたもの。佐々木(後述)によれば「読み方から『キョン』というあだ名は連想できないが、文字は連想でき、どことなく高貴で壮大なイメージを思わせる」もの。家族構成は両親と妹[2]。 キョンが物語の視点となっているため、発生する事件のほぼ全てに立ち会っている。基本的にはキョンの目線で物語が描かれているが、アニメオリジナルストーリーの「サムデイ イン ザ レイン」(谷川流氏本人が脚本を担当)では例外として、キョンが出掛けている間、ハルヒや他の団員らがどんな風に過ごしているか、キョンの視点では見られないシーンが描かれている。 性格は事なかれ主義。理屈っぽくよく愚痴をこぼすが、文句を言いつつも人付き合いはよく、お人好し。しかし、限度を超えた自己中心歩きをするハルヒに堪忍袋の緒を切らしたり、長門を処分しようとした情報統合思念体に啖呵を切ったり、熱い一面も持っている。 女心には鈍感。しかし硬派というわけではない。 「機関」の調査によれば間違いなく普通の一般人とのことだが、ハルヒに選ばれた人間として、またハルヒを動かす切り札として涼宮ハルヒを取り巻く各組織からは、鍵として重要視されている。事実、SOS団内でもハルヒに対して意見をする人間はキョンだけである(他のメンバーはほとんど意見しようとしない)。 当初はSOS団の中でも一般人として傍観者の立場を決め込んでいたが、第4巻『消失』の事件で世界が超常現象とは無縁の平凡な日常に変わってしまったことで、SOS団として活動する非日常な世界を楽しんでいたことに気づき、そのことを受け入れた。
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キョン →キョン、キョン子、キョー子、キョン姉、キョンちゃん 主人公。 一人称:私、あたし 茶色の長髪をポニーテールにしている。ダルデレ。男言葉で話す? 制服の上にカーディガンを着ている。ボタンは一番上だけつけてる。 (過去に行った際、ハルヒコに「ジェーン・スミス」と名乗った。身長158センチ。県立北高校1年5組。Bカップor貧乳) CV.(豊口めぐみ、伊藤静、沢城みゆき、茅原実里、坂本真綾、杉田智和)
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/777.html
ある日、何時ものように長門と二人で部室に居たら… 長門「……好き。」 キョン「へ?」 長門「………。」 キョン「え…ちょっ…エェ…!?」 長門「………。」 黙々とページをめくる長門。 …幻聴か? 長門「幻聴…じゃない。」またとんでもない爆弾を落とす長門。 キョン「へ…!?」 キョン「ちょ…ど、どして?」 長門「………。」 黙ったまま本に眼を向けてる長門。 キョン「お、おい…長門…?」 長門は静かに立ち上がり、読んでた本を俺に手渡す。 タイトルは…小恥ずかしくて口には出せない。恋愛小説だ。 長門「…読んで。」 そう言って部室を去る長門。俺はその場に立ち尽くした…。 その後、俺はどうやって家に帰ったか覚えてない。 いつの間にかベットで仰向けになって呆けていた。 お袋が夕飯が出来たと呼ぶが食う気になれない。 俺は一言いらないと告げ、また仰向けになって呆ける。 机の上には恋愛小説と長門の名前が書いてある栞。 キョン「…。」 思えばSOS団初期からの付き合いだよな長門とも。 キョン「……。」 無表情、無感動、無感情の…人造人間。 いや、人造でも長門は人間だ。 誰かを好きになってもおかしくない…はず。 キョン「…俺だって、長門は嫌いじゃない…。」 だが後一歩を踏み出せない。 どーにでもなれ。 俺はその日はふて寝した。 不覚にも早朝6:00に目を覚ます。 学校に続く坂を歩きながら(まさかこんな理由で余裕をもって登校するとは)長門の事を考えていた。 これが余程ハルヒ達の仕掛けたドッキリならと何度も考えた。 キョン「…何で律義に学校来てんだ俺?」 休めば良かったじゃないかと後悔するが、文字通り後悔先に立たず。 既に我が学びやは目の前だ。俺は溜息混じりに校門をくぐる。 放課後 何て時は無情で残酷だろう。間違いなく気のせいだが、今日は通常の3倍で時間が進んだんじゃないか?それかどっかの神父が時を加速させたか?…んなわけない…昨日から俺は動揺しすぎだ。 キョン「…きっと来てるよな…長門。」 俺は重い足取りで部室に向かう。 部室に入るとハルヒに朝比奈さんに、古泉…それに長門もやっぱり定位置にいた。この部室の備品の如く何時もの姿勢で何時もの様に本を読んでる。 ハルヒ「ちょっとキョン、遅いわよ!」 うっせー、人の気も知らないで。 今日もハルヒの思いつき騒動に引っ張り回される。 何時もなら迷惑この上ないが今日だけは感謝したい。引っ張り回されてる間は長門との事を考えずに済んだ。 …ああ、『逃げ』だよ。 俺は今、誰がどうみても間違いなくヘタレ街道まっしぐらだ。 分かってんだ。いずれ答えを出さなきゃいけないって。 朝比奈「疲れましたね~。ではお先に帰ります~。」 古泉「では僕も、バイトがありますから。」ハルヒ「今日も成果無し…行動パターンを変える必要がありそうね…。」 ハルヒの暴走の後始末・尻拭いを終わらせ、朝比奈さん、古泉、ハルヒが部室を後にする。 キョン「さて…俺も帰るか。」PC研究会から掻っ攫ったパソコンをシャットダウンし、鞄を持った所で気付く。 長門が真後ろに立っていた。 キョン「うぉっ!?」 長門「…。」 キョン「…な、何だ長門?」 長門「…本…読んだ?」 以前にもしたような会話…あの時はSF小説だったか? キョン「…悪い、まだ読んでない。」 同じような返事。 長門「…読みたくなったら…読んで。」 …前とは違う。命令調ではなく、あくまで俺が自発的に読むのを待つ言葉…。 そしてスタスタと速足で部室を出る。 キョン「…なが…」俺が呼ぼうとした時、部室には俺と俺の影しかいなかった。 自宅に戻った俺は、今度はベットに俯せになり頭を抱えていた。 キョン「…何でだよ…。」俺は恨めしげに机の上の恋愛小説を睨んだ。 キョン「何で決心出来ないんだよ…。」 何時までも答えが出ない。俺の思考はメビウスの輪状態だ。 また夕飯も喉を通らない。俺は夜中の3:24頃、ようやく睡魔に負けた。 次の日が日曜だったのは幸いだった。 翌日 AM9:07 水音が俺の意識を覚醒させた。 俺は重い身体を持ち上げ、窓を見上げた。 外は雨が降っていた…。 どういう風の吹き回しか、俺はおもむろに長門から渡された恋愛小説を手に取る。 キョン「……!」最初のページを開いてすぐに止まる。長門の栞が挟んであった。本の最初のページに栞を挟むのは貸すときに良くするが…。 俺はまさかと思いながらも栞を手に取る。 手に取って後悔する。 ハルヒ『栞に有希が何か書いてるって期待したの?あんたって本当に単純ね!まぁそこそこ楽しめたわ。気付いてるでしょ?これはドッキリよ!!』 …と書いてあったらどれだけ笑えただろう。残酷だぜ神様?あんたに俺が何をした? 栞には、長門の綺麗な、パソコンのような文字で 長門『18:00、あの公園で待ってる』 と書かれていた。 それが意味する事は一つ。長門は俺が来なかった日も公園で待ってたという事だ。 下手すりゃ、この雨の中も…? 俺は大慌てでパジャマを脱ぎ私服に着替え、お袋や妹の制止を振り切り傘もささずに家を出た。 時間はまだ午前中。だが、俺は待ってられなかった。 息を切らせ、ずぶ濡れで公園に辿り着くと、水色の傘をさして、見慣れた制服姿で長門が立っていた。 キョン「…何時から待ってた?」 ずぶ濡れの俺を、自分の傘に入れる長門。ちょうど向かい合う感じだ。 長門「…30分前から…今日は休みだから…時間を有効活用しようと思った。」 無表情だが、何故か眼が泳いでた。俺を直視しない。 キョン「また来ないかもしれなかったぜ?」長門「…問題無い…多分。」 多分、か。長門もやっぱり不安だったのか?そう、今更だが俺の心は決心がついていた。俺は長門が好きだ。きっと好きなんだ。 なら…言葉にすれば良いじゃないか。 キョン「…なぁ、長門…。」 長門「…何?」 僅かに、僅かに赤く染まる顔。 可愛いじゃねぇかチキショウ。 キョン「…俺は、俺は長門…お前が好きだ…。」 長門「……。」俺を真っ直ぐ見つめる瞳。 キョン「…俺と付き合ってくれるか?」 長門「………////」コクリと頷く長門。俺は彼女を抱きしめた。 傘が地面に落ちて、俺は長門の唇に… キョン「…という夢を昨日見た。」 古泉「…夢分析ならフロイト博士に相談して下さい。」 キョン「…冷たいな。」 古泉「専門外ですから。」爽やかに突き放すなコノヤロウ。 キョン「……。」 古泉「あ、間違っても涼宮さんに話さないで下さいね?また閉鎖空間創られたら迷惑ですから。」 誰が話すか。 キョン「……長門…。」 今日も彼女は本を読んでる。 END
https://w.atwiki.jp/jinruisaikyou2/pages/193.html
【キョン】 【作品名】涼宮ハルヒの憂鬱 【ジャンル】アニメ 【名前】キョン 【属性】SOS団団員 【大きさ】高校一年生男子 【攻撃力】金属バット所持 【防御力】ヘルメット装備 【素早さ】高校生並 【長所】SOS団団員 【短所】普通の人間 2スレ目 70 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2010/09/20(月) 21 56 48 ID WkBOlcez キョン ○>涼宮ハルヒ>鶴屋さん>>相模 正人 :体格勝ち ×>金田一 一:武器負け ×>赤坂美月:ナイフの攻撃力がやばすぎる 金田一 一>キョン>涼宮ハルヒ ヤス ○>泉こなた>山中さわ子>サイファー>平沢唯 :防御の関係で長期戦勝ち ×みくる:ビーム負け ×>相模 正人:金属バットは厳しいか みくる>ヤス>泉こなた>山中さわ子
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キョン【カードデータ作成済】 キョン レア (W) ニコニコクリーチャー—高校生・角川 キョンは全ての呪文や能力の対象にならず、効果を受けない。場にいないときも同様である。 2/2
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【作品名】涼宮ハルヒの憂鬱 【ジャンル】アニメ 【名前】キョン 【属性】SOS団団員 【大きさ】高校一年生男子 【攻撃力】金属バット所持 【防御力】ヘルメット装備 【素早さ】高校生並 【長所】SOS団団員 【短所】普通の人間 233 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2011/09/25(日) 14 55 52.51 ID KK/9H/0z [3/3] 簡単そうなので自己考察 キョン ○ 寿限無、道下正樹:金属バット勝ち × 流豪鉄:描写的に無理だろう 流豪鉄>キョン>道下正樹
https://w.atwiki.jp/niko2/pages/111.html
キョン 【元ネタ】 涼宮ハルヒシリーズ 【参考動画】 涼宮ハルヒの憂鬱 アニメ本編他 【キャラ紹介】 北高の普通の男子高校生、本名不明。 涼宮ハルヒに選ばれた人間なのでもしかしたら特別な力を持っているかもしれない。 【関連人物への呼称】 一人称→俺 二人称→お前、あなた等 涼宮ハルヒ→ハルヒ 谷口、古泉一樹、長門有希→名字をそのまま呼び捨て 朝倉涼子→朝倉さん 以下、本ロワでの動向(ネタバレ) +開示する 初登場話 00 本日は──動画にごアクセス頂き スタンス 対主催 現在状況 1日目・深夜の時点で死亡 現データ 49 俺のターンはまだ終了してないっぜ!時点 阿部高和に薔薇を散らされたショックで死亡、哀れ。 キャラとの関係 名前 関係 解説 初遭遇話 涼宮ハルヒ 仲間 SOS団の仲間。 未遭遇 古泉一樹 仲間 SOS団の仲間。但し別世界の人間。 未遭遇 暗黒長門 仲間 SOS団の仲間。但し別世界の人間。 未遭遇 朝倉涼子 敵対 クラスメートにして敵。 未遭遇 谷口 友人 クラスメート。見捨てられる。 06 阿部高和はキョン君の大切なものを盗んでいきました キョンの妹 兄妹 実の妹。 06 阿部高和はキョン君の大切なものを盗んでいきました 阿部高和 敵対 アッー!される。 06 阿部高和はキョン君の大切なものを盗んでいきました